こんにちは。三々五々です。
タイトルにも書きましたが、
今回は家を建てるなら木造と鉄骨造、どちらが良いのかを考えていきたいと思います。
ここでの鉄骨とは軽量鉄骨を指しますので、重量鉄骨や鉄筋コンクリートで建てたい方は参考にならないと思いますのでご注意ください。
私の個人的考えになりますが
結論から言うと
木造でも鉄骨造でも、そんなに差は無いのでは?
と思います。
理由は、建築技術の進化により、木造も鉄骨造も家の建て方がかなり多様化しているように思います。
でもこれだと身も蓋もないので、
一般的にいわれている木造と鉄骨造のメリットとデメリットをそれぞれまとめていきたいと思います。
メリットは赤、デメリットは青で書きます。
木造
- 気密、断熱性が良い
- 木なので、調湿性がある=日本の気候に向いている
- 鉄骨造と比べてコストが安い
- 細かい間取りの調整がきく
- リフォームがしやすい
- 地震に強い=木材は軽いので
- 耐用年数が短い
- 仕上がりの品質にばらつきが出やすい=木は1本1本違うし、たくさんの職人さんが施工するので
- 木の腐食や白アリに弱い
鉄骨造
- 開放感のある間取りが可能=吹き抜け、広々リビング、大開口の窓など
- 仕上がりの品質にばらつきが少ない=鉄骨は工場で大量生産し、工場内である程度組み立てることができるので
- 火災保険が安い
- 地震に強い=頑丈なので
- 固定資産税が高い
- 気密、断熱が低い
- 地盤強化が必要なことが多い=鉄骨は重いので
- 結露がしやすい=鉄骨なので、温度変化で結露してしまう
ざっと書きましたが、これだけ読めば木造と鉄骨造でかなり違いがあるように見えます。
では、なぜ冒頭で差が無いと言ったのか?
いくつか違いをピックアップして解説していこうと思います。
- コスト
木造と鉄骨にはそれぞれたくさん建て方があります。
そして、ハウスメーカー内でも建て方(グレード)で価格がかなり変わってきます。(坪単価20万とか余裕で変わる)
なので、木造は安いというけどしっかりと建てようと思えばかなり高くなります。
そしてそれは鉄骨造でも同じです。
- 間取り
木造でもハウスメーカーによっては大開口可能。
鉄骨造でもグレードによっては広々した間取りは不可。
- 耐震性
木造でも外壁をタイルにしたり、重たい日本瓦を置いたら総重量が増えて耐震性は落ちます。
鉄骨でも、グレードによって耐震性に違いがあります(ハウスメーカー内でも違いあり)
太陽光なんて耐震性という面ではデメリットでしかないです。
結局、私が何を言いたいかというと
- 家の性能は木造や鉄骨造でもハウスメーカーによって違うし、なんならハウスメーカー内でもグレードによって性能差がとても出てくる。
- 自分が家を建てるにあたって何を重視したいのかを明確にする。(気密・断熱性、開放的な間取り、快適な設備など)
- 自分の求める物が分かったら、それができるハウスメーカーを探す
しかしここで注意点が!
モデルハウスというのは基本的に、そのメーカーでの最高級グレードの家や設備となっています。めちゃめちゃかっこいいです。
営業さんも自分のメーカーの推しポイントのみ話してきます。
でも実際話をして見積もりを取ると、その高級グレードが入っていない可能性あり!!
まとめ
- 木造でも鉄骨造でも、家の性能はハウスメーカーと家のグレードにより差が出る
- 自分の求める物を明確に
- モデルハウスはかっこいいから注意